ダイエットのためにウォーキングを頑張りたい、健康のための1日1万歩を目標にしたいという人に家庭用ウォーキングマシンがオススメ。自宅に一台ウォーキングマシンがあれば、雨の日や風の強い日でも、寒い冬でも暑い夏でも、薄暗い早朝でも真っ暗な夜間でも、その日の天候や時間帯に左右されることなく、毎日快適にウォーキングを続けることが出来ます。また、家の中での運動なので足腰の弱っている高齢者の人も安心して歩行訓練をすることが出来ます。
この記事では、ウォーキングマシンで得られる効果と、オススメの家庭用ウォーキングマシンを紹介しています。初めてウォーキングマシンを選ぶ際に注意しておくべき点もたっぷり紹介しているので、是非参考にしてみてください。
目次
ウォーキングマシンとは
そもそもウォーキングマシンとは何か。ウォーキングマシンとは、屋内(室内)でウォーキングをするための健康器具です。別名、ルームランナー、ランニングマシン、トレッドミルとも言われるものです。動くベルトの上に乗り、ベルト上で歩くことで屋外でウォーキングをする時と同じような有酸素運動の効果が得られるのが特徴。
自宅でマシンを使ってのウォーキングは、「天気に左右されない」「時間帯に左右されない」「交通事故に巻き込まれる心配が無い」「道路の凹凸につまづき転倒する心配が無い」「人目を気にしないで良い」「身支度不要」「テレビを見ながら運動出来る」「小さい子供がいても運動出来る」といったたくさんのメリットがあります。そのため、普段は近所の周りや公園で散歩やウォーキングをしている人も、ウォーキングマシンを持っておくととても便利です。
ウォーキングマシンの効果
効果①ダイエット
ウォーキングマシンで得られる効果の一つは、「ダイエット効果」。脂肪燃焼効果が期待出来る屋外ウォーキングがダイエットに良いと言われるように、屋内ウォーキングであるウォーキングマシンもダイエットに効果的。というのも、屋外で歩くのも室内でマシンのベルトの上で歩くのも、手を動かしたり足を動かしたりと運動に必要なエネルギーを生み出すために体脂肪を燃やすという仕組みに変わりはないため、ウォーキングマシンもダイエットに効くのです。
ただし、外で止まっている地面の上を歩くのと、室内で動いているベルトの上を歩くのとでは圧倒的に動くベルトの上を歩く方が楽。そのままだとダイエット効果は屋外ウォーキングよりも下がってしまうため、それを避けるためにマシンのベルトに少し傾斜をつけた状態で歩くのがオススメ。また、屋外同様に脂肪燃焼効果が高まるラインと言われる20~30分以上を目標にするのも重要。
効果②体力アップ&足腰強化
ウォーキングマシンのもう一つの効果は、「体力向上&足腰強化」。室内の運動とは言え、ウォーキングマシンを使った運動も屋外同様に心肺機能を鍛える、基礎体力をつける、スタミナ(持久力)をつける、足腰を鍛えるといった効果があります。在宅ワークで歩く機会が減り、1日の歩数がかなり少なくなっているという人は、仕事の合間に歩数を稼ぐことが出来るウォーキングマシンがあると便利です。
また、ダイエットの場合同様、体力強化&足腰強化の場合もウォーキングマシンを利用する際に少し傾斜をつけるのがオススメ。傾斜をつけない状態だと下り坂を下っているような楽な運動となってしまうため、普通に外を歩いているような運動にするためにも傾斜をつけましょう。さらに、傾斜をきつくすれば、坂道トレーニングとなり、短時間でも効率よく心肺機能や下半身を鍛えることが出来ます。
効果③リハビリ
ウォーキングマシンは、多くの医療施設や介護施設で導入されているように、高齢者(シニア)の体力づくりや足腰強化、歩行訓練、リハビリにもオススメ。ウォーキングマシンであれば、屋外ウォーキングと違い、道路上の予期せぬ凹凸や段差につまづき転倒するリスクもないため、安心して取り組むことが出来ます。また、持ち手もあり、ペースも自分で調整出来るため、足腰の弱っている人でも無理せず取り組むことが出来ます。
ウォーキングマシンは種類とその特徴
種類①自走式ウォーカー
ウォーキングマシンは大きく3種類。その一つが、「自走式ウォーカー」。自走式ウォーカーとは、地面のベルトが電動で動くタイプとは違い、自分自身の足の力でベルトを動かすタイプ。自走式ウォーカーの大きなメリットは、スイッチ操作不要ですぐにマシンを止めることが出来る安全性。そのため機械操作に疎い高齢者の人でも安心して取り組むことが出来ます。また、本体価格が安く、さらにコンセントに差し込む必要が無いため設置場所を選ばない、電気代の節約になるといったメリットもあります。
自走式ウォーカーの大きなデメリットは、腕を振れないこと。持ち手を持ちながら歩くのが前提のため、腕を振って歩く一般的なウォーキングフォームで歩くことは出来ません。また、基本的に高齢者向け商品であるため、ベルトサイズが小さ目で、165cm以上の人はかなり歩幅を狭くしないと歩きにくいです。基本、自走式ウォーカーは、高齢者、又は小柄な女性向き。
種類②電動ウォーカー
ウォーキングマシンの種類の二つ目は、「電動ウォーカー」。電動ウォーカーとは、自走式ウォーカーとは違って、電動でベルトが自動的に動くタイプ。電動ウォーカーの大きなメリットは、屋外ウォーキング同様に腕を振って普通にウォーキング出来ること。自走式ウォーカーは強く地面を足で押し込みベルトを回す必要があるため前傾姿勢での歩き方となりますが、電動ウォーカーはベルトが動くため不必要に地面を強く蹴る必要はないため屋外ウォーキングに近い歩き方が出来ます。さらに、ボタン操作で手軽に速度を好みのペースに設定出来ます。
電動ウォーカーのデメリットは、自走式ウォーカーよりも本体価格が高めであること。さらに、ベルトサイズはあまり大きくないため、165cm以上の人だと使いにくいです。基本的に電動ウォーカーも高齢者や小柄な女性向き。
種類③電動ルームランナー
ウォーキングマシンの種類の三つ目は、「電動ルームランナー」。電動ルームランナーは電動ウォーカーと違って、ウォーキングだけではなく軽いジョギング、マシンによっては本格的なランニングまで対応したタイプ。電動ルームランナーの大きなメリットは、ジョギングからランニングまで想定して作られているため、ベルトサイズが大きめであること。ベルトが大きいため、男性も使いやすいマシンです。さらに、足場が狭くベルトを踏み外してしまうといった心配が無い点からも、小柄な女性にも高齢者にも意外とこっちの方がオススメ。
電動ルームランナーのデメリットは、自走式ウォーカーや電動ウォーカーに比べ価格が高いこと。また、本体サイズが大きく場所をとってしまい、さらに本体重量も重いため家の中での階段を利用しての移動は大変。
ウォーキングマシンを選ぶ際に絶対チェックしておくべき5つのポイント
①ベルトサイズ
ウォーキングマシンを選ぶ際に一番重要となるのが、「ベルトサイズ」。ウォーキングをする際に地面に相当する歩行面のベルトサイズは、長くて幅が広い程、安全に快適に歩くことが出来ます。特に男性の場合はベルトサイズが小さいものを買ってしまい失敗するケースが多いため、男性は特にベルトサイズに注意しておきたいところ。高齢者や小柄な女性を除いた場合、ベルトサイズは長さ100cm以上、幅35cm以上は欲しいところ。また、軽くジョギングもするなら長さ120cm以上、幅40cm以上がオススメ。
②最大速度
電動ウォーカーや電動ルームランナーを選ぶ際は、「最大速度」もチェックしておきたいところ。一般的な徒歩ペースは時速4km、速歩ペースは時速5~6kmであるため、ウォーキング用途であれば最大速度5~8kmもあれば十分。また、軽くジョギングもするなら、最大速度10kmは欲しいところ。さらに本格的にランニングもするなら、最大速度12km以上あると安心。
③連続使用時間
電動ウォーカーや電動ルームランナーを選ぶ際は、「連続使用時間」もチェックしておくべきです。電動ウォーカーや電動ルームランナーは、連続でずっと使用出来るものではなく、目安となる時間使用した後は、故障を避けるために一旦休ませる必要があります。そのため、どのぐらい連続して使用出来るのかは意外と重要。特に家族の複数人で交互に連続して使用する場合などは、出来るだけ連続使用時間が長いものを選んでおくとよいでしょう。
④傾斜
ウォーキングマシンを買うなら、「傾斜」も重要。電動のウォーキングマシンはベルトが自動的に動く仕組みであり、ベルト上を歩く際に身体後ろの筋肉にあまり負荷がかからないため、ベルト傾斜が完全に0°だと屋外ウォーキングに比べてのダイエットや体力づくり、足腰強化の効果が薄くなってしまいます。そのため、屋外ウォーキング同様の効果を得るためには傾斜を付けるのは必須。ほとんどのマシンに最初から傾斜は付いているものの、出来れば傾斜角度を調整出来るものが便利。
⑤静音性
ウォーキングマシンの静音性を重視するなら、出来るだけ最大速度の性能に優れたものがオススメ。電動マシンの場合、最大速度の近い速度で動いている時ほどモーターの駆動音が大きくなるため、MAXの速度で使わなくてもいいぐらいのマシンを選んでおくのがオススメ。また、歩行時・走行時の着地の際の騒音を抑えるために、マシン下に分厚めの防音マットをひくのも重要です。
自走式ウォーキングマシンのおすすめ
アルインコ「自走式ウォーカー(EXW7019)」
自走式ウォーカーを選ぶなら、アルインコの自走式ウォーカー「EXW7019」がオススメ。アルインコは創業80年を超える東証一部上場の日本の老舗メーカー。アルインコのフィットネス器具は安くて機能性に優れているととにかく大人気。家庭用のウォーキングマシンはとにかくアルインコ製のものが売れています。EXW7019は1万円代で購入出来る自走式ウォーカーで、高齢者や小柄な女性の日々の運動にオススメ。傾斜は最初から7°に設定されているので、室内で短時間で足腰を鍛えるのにぴったり。コンパクトサイズで折りたたみもできるため、狭いスペースにも問題なく設置出来ます。初めての自走式ウォーカー選びに、EXW7019を選んでおけば問題ありません。
ナマラ「自走式ウォーカー(NZ500)」
自走式ウォーカーでは、ナマラの自走式ウォーカー「NZ500」もオススメ。ナマラは北海道に本社を置く会社で主にレジャー用品やスポーツ用品を取り扱っています。NZ500の機能性はアルインコのEXW7019とほぼ同じで価格も安く非常にコスパの良いウォーキングマシン。特徴としては、明るい色を採用しているところ。リビングに置いても違和感のない明るいカラーなので、ホワイトベースの明るめのウォーキングマシンが欲しいという人にぴったり。
電動式ウォーキングマシンのおすすめ
アルインコ「電動ウォーカー(AFW5014)」
自走式ではなく電気で動く電動ウォーカーを探している人には、アルインコの電動ウォーカー「AFW5014」がオススメ。最高速度は時速5kmなのでウォーキング用途にぴったり。傾斜角度は5°に設定されており、軽い坂道感覚で短い時間でもしっかりと足腰を鍛えることが出来ます。本体サイズは自走式ウォーカーよりもちょっと大きいぐらいのコンパクトなものなので、場所を選ばずに設置出来ます。ベルトサイズは小さめで男性にはあまり向かないものの高齢者や小柄な女性には十分。安くて電動式のウォーキングマシンが欲しいという人にオススメ。
BARWING「電動ルームランナー MAX16km/h」
より本格的な電動ウォーキングマシンを安く購入したいという人には、BARWINGの電動ルームランナー(MAX16km/h)がオススメ。BARWINGの電動ルームランナーは安くて機能性に優れているコスパ最強のウォーキングマシン・ランニングマシンとしてAmazon通販を中心に大人気の商品。約4万円なのに最大16km/hまで対応しており、ウォーキングから軽いジョギングはもちろん、本格的なランニングトレーニングもできる本格派マシン。さらに、ベルトサイズは120x41cmとゆとりある広さを確保しているため、男性の場合も問題無し。傾斜も3段階で調整可能。そのほか、タブレットホルダーやドリンクホルダー、小物入れも備え、心拍数を計測する機能、危険回避安全キーもあるなど、とにかくハイスペックでありながら安い。コスパ最強の本格マシンを選ぶなら、これ以外の選択肢はありません。
アルインコ「電動ルームランナー(AFR1119A)」
やはり、国内メーカーで良いものを選びたいという人には、アルインコの電動ルームランナー「AFR1119A」がオススメ。AFR1119Aは、最大時速16km/hまで対応しているため、ウォーキングから軽いジョギング、本格的なランニングまでこなすことが出来る機種。ベルトサイズも比較的広めの110cmx40cmなのでウォーキングから軽いジョギングなら安全に快適に楽しむことが出来ます。また、スマホを置くためのトレーや小物を置くためのホルダーもあり、グリップには心拍数を計測するための機能も備わっています。国内の有名メーカーのハイスペック商品としてはかなりリーズナブルな価格帯が魅力。
アルインコ「フラットジョグ(AFR1519)」
お洒落なデザイン性にこだわる人には、アルインコのフラットジョグ「AFR1519」がオススメ。AFR1519はグッドデザイン賞を受賞したデザイン性に優れたウォーキング・ジョギングマシン。とてもお洒落な見た目であるため、リビングに置いていてもインテリアとして映えること間違い無し。また、最大速度は時速12kmまで対応しているため、ウォーキングから軽いジョギング、そしてランニングまで対応。ベルトサイズは120x45cmとゆったりめなので、ジムのウォーキング・ジョギングマシンと同じような使用感を得ることが出来ます。また、折り畳んだ時に完全にフラットになるのも魅力的。
リーボック「i-Run 4.0」
ウォーキング・ランニングマシンをどうせ購入するなら、より本格的なマシンが欲しいという人に、Reebokの「i-Run 4.0」がオススメ。i-Run 4.0は最大速度16km/hまで対応したマシンで、本格的なランニングまでこなせるマシン。ベルトサイズは125x45cmなので、身長の高い男性でも快適にワークアウトをこなすことが出来ます。
ホライズン「トレッドミル Adventure1」
スポーツジムで使用するような本格的な電動ウォーキング・ランニングマシンが欲しいという人には、ジョンソンヘルステックが展開する家庭用ブランドであるホワイズンの「トレッドミルAdventure1」がオススメ。最大速度は18km/hに対応し、どんなワークアウトにも対応。さらにスピードは0.1km/h単位で調整可能。走行面は140x49.5cmとかなり長く広いため、高身長の男性のハードトレーニングにもしっかり対応。傾斜角度は0~10%まで0.5%単位で好みの角度に調整出来るためその日の気分によってトレーニング負荷を自由自在に調整出来ます。また、フィットネスクラブでも実際に使用されているジョンソンヘルステックの商品だけあって、静音性は抜群。さらに商品の品質もピカイチ。
ウォーキングマシンを導入し、家の中でもワークアウトを楽しもう
家にウォーキングマシンが一台あれば、雨の日でも、寒い冬の日でも、暑い夏の日でも、家の中で快適にウォーキングをすることが出来ます。屋外でのウォーキングはその日の天候に左右されることが多いため、ダイエットや健康維持、体力づくりのためにウォーキングを長期間毎日継続していくためには、屋内でもウォーキングが出来るウォーキングマシンがある方が断然良いです。是非この機会にウォーキングマシンを導入し、家の中でもいつでもウォーキングが出来るようにしてみましょう。